元・寺嫁主婦のよもやまブログ

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プロ野球に「完全制覇」という考えを導入してはどうか

ソフトバンク日本一!

終わりましたね、今年の日本シリーズ。

まずは、2年連続日本一となったソフトバンクホークスのチーム、ファンの皆さん、本当におめでとうございます。

これでパ・リーグの日本シリーズ連勝が6年連続となりました。

 

やっぱりパ・リーグ強いね!

そしてソフトバンクホークスも強いね…

 

広島東洋カープの選手、ファンの皆さんも、お疲れ様でした。

来年こそ、西武と日本シリーズの舞台で戦いましょう(切実)

CS制度がなければ…

最初に申し上げておきますが、私はCS制度は大賛成です。

今回のソフトバンクの様な下克上があるからこそ、野球界が盛り上がるものだと思っています。

今年に限っていえば、セ・リーグはCSがなければ早い段階から消化試合だったはずです。

 

しかし、もしCS制度がなく、広島と西武がそのまま日本シリーズを戦っていたら、きっと結果は逆だったのでは、とも思います。

CSでの西武ベンチの戦い方を見るに、今期のベストメンバーにこだわっていた節があるからです。

もっと目の前の相手に合わせた戦い方もあったろうに…と、一ファンとして、とてもはがゆくもどかしく、負けが決まった時には虚しさばかりありました。

これはきっと、相手がソフトバンクだろうと広島だろうと変わらなかったと思います。

そしてCSで見せたのと同じ様に、無惨に散っていったに違いありません。

 

今回の日本シリーズがどれも接戦で白熱したものとなったのは、対戦チームが広島とソフトバンクだったからだと思っております。

じゃあ、ペナントレースは無意味?

CS制度に賛成、と言うと、必ず言われるのは「ペナントレースの意味がなくなってしまうんじゃないか?」という指摘です。

確かに、下克上というのは今まで戦ってきたペナントレースの結果をひっくり返すという意味になりますしね。

ちなみに、今年の西武ライオンズは「完全優勝」といって、一度も首位を譲ることなく、かつ同じリーグの5球団全てに勝ち越すという、史上4球団目の快挙を達成したのです。

そんなチームでも、CSで負ければ日本シリーズには出られません。

CS制度に賛成する側としては、この点について何らかの答えを提示しなければいけないと思います。

 

…そこで。

「完全制覇」という概念を取り入れてはどうか

これは毎年お正月の時期にやる、大学生の箱根駅伝の考え方をマネしたものです。

箱根駅伝では、それぞれ「往路優勝」「復路優勝」「総合優勝」というものがあります。

 

(たまに、復路優勝=総合優勝とカン違いされてる方もいらっしゃいますが、正確にはそうではありません。復路優勝はあくまで復路だけのタイムを見た場合の一位のチームに与えられるものです。2006年に亜細亜大学が総合優勝した際、復路優勝は法政大学でした。復路優勝=総合優勝のパターンが多すぎるため、その様な誤解が生まれるのだと思います。)

 

この3つの優勝を一つのチームが独占した場合、そのチームの「完全優勝」と称されるのです。

この完全優勝とは公式なものではなく、俗称の様です。

 

ならば、これと似た考えをプロ野球にも取り入れてみるのはどうでしょうか。

つまり

「リーグ制覇」「CS優勝」「日本一」

これら全てを一つのチームが成し遂げた場合を「完全制覇」と考えるのです。

プロ野球には既に「完全優勝」の概念があるので、名前を「完全制覇」にしてみました。

 

そして、リーグ制覇の意味を失わせない為には、全12球団は本来、「完全制覇」を目指すべき、と捉えるのです。

ただ、実力的にいきなり完全制覇が難しいチームは、とりあえず日本一から目指して、段階的に完全制覇を達成できる様に努力する、という感じにしてみるのです。

こうした場合、CS制度とは「完全制覇」を逃したAクラス入りのチームに「日本一」の称号を与えるチャンスの場といえます。

 

要は、現状「日本一」「チャンピオン」という称号がプロ野球の最高峰とされているところを、その上位概念を作ってその中にリーグ優勝を含めよう、という話です。

こうすれば、CS制度を維持しつつ、リーグ制覇の意味が失われることもなくなるのではないでしょうか。

今年にあてはめてみると…

今年のチャンピオンはソフトバンクホークスです。

リーグ覇者の西武と広島を破った訳ですから、日本一は当然です。

 

しかし一方で、リーグ優勝は逃しています。

なので、今回の日本一は「完全制覇」ではない。

 

このように捉えるのはどうでしょう?

少なくとも西武ライオンズファンの溜飲は、多少下げられるのではないかと思いますが…どうでしょうか?(2回目)

CS制度維持に賛成!

ということで、これからもCS制度のあるプロ野球を応援していきたいと思います。

そして最後にもう一度、ソフトバンクホークスの選手、ファンの皆さん、日本一チャンピオン本当におめでとうございました!

 

今回もお読みいただきありがとうございます。

(結局、今回も長くなってしまった…)