無敗の三冠馬・ディープインパクト死す 頸椎骨折で安楽死処置 「痛恨の極み」/競馬・レース/デイリースポーツ online
本日はこれ。
タイトルにある「無敗の三冠馬」という表現は、私個人がディープインパクトに持ってる印象そのままです。
大きなレースで負けたところを、一度も見たことがない。
競馬好きの父に「絶対に当たるんだから、ディープインパクトの馬券買ったら?」と言って「そんなの夢が無さすぎてつまらん」と言われたのも、懐かしい思い出です。
17歳、安楽死で逝く
現役を退いて後、種馬生活を送っていたディープインパクト。
今回の頚椎骨折よりも前に、首と腰を悪くしていた様で養生中だったそうです。
その手術をした後、突然立てなくなり、レントゲン検査の結果頚椎に骨折が見つかった、と。
悲しいかな、お馬さんというのは立てなくなるともう生きていけなくなるんですよね…
以下の記事でその詳しい話がされています。
また17歳という年齢について、漠然と「やっぱり体の大きい生き物は長生きなんだな」と思っておりましたら、なんと馬の平均寿命は20~30歳なんだそうな!
それを考えると、17歳のディープインパクトは早世だったのね、とも思いました。
現役でも種馬としても優秀な成績を挙げていたディープインパクトだけに、もっと落ち着いた余生を送ってほしかったな、と個人的には思いました。
馬の延命措置の可能性
ディープインパクトに限らず、競走馬が「立てなくなった」程度の理由で安楽死せねばならないというのは、心情的に辛いものがあります。
自力で立てなくなった馬をなんとか快適に過ごさせる方法はないものか、と思案せずにはいられません。
…が、現状はとても厳しい様です。
その理由は以下の2つにまとめられると思います。
①馬は立ってる姿勢が一番ラク。寝たきり生活は体も心もストレスだらけ
人間であれば、介護を受けつつも寝たきりで生活できますが、それは横になって寝るという姿勢が人間の体の構造上、当然に出来る姿勢だからです。
これが馬の場合、その体の構造は本来的に立って生活する様にできています。従って寝たきり生活というのはそれだけで負担のかかる姿勢となり、馬本人(本馬?)にとっても大変なストレスになると予想されます。
また体重が重くなれば重力から受ける影響も大きくなります。寝たきりで内臓の重みを常に受け続けるお腹の皮膚が壊死する等の話もききました。
結論として、馬に人間の様な寝たきり生活はできないということになります。
②立ったままの介護方法、義足の可能性は?
「立っている姿勢が本来の姿なら、その姿勢を維持する介助方法はないのか」
とも思ったのですが、素人考えではそもそも良いアイデアは出てきませんでした。
パッと思い付くのは義足ですが、サラブレッドで義足をつけて生活している、という話を聞いたことがありません。ポニーくらい軽い馬だと義足で生活できてる、みたいな話がありましたが、やはり体重の問題で義足も難しいのかも知れません。
最後に
…いやそれでもなんとかしてあげて欲しいとは思います。
現状では義足が一番可能性ある気がしますね。
医療技術を向上させて安楽死させる馬の数が減っていってほしいな、と思いました。
今回はここまで。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。