EU、水産物輸入規制を撤廃 岩手・宮城産で、年内にも | 共同通信
10/5付けの記事です。
放射能汚染による輸入規制がまた1つ、解除されるそうです。
「日本の海産物に対する信用が上がってきたのかな」
と嬉しくなる一方
「何か問題になることはないのか」
と、ふと気になったので少し調べてみることにしました。
そもそもどんな規制だったのか
東日本大震災発生後、岩手県と宮城県で陸揚げされる海産物についてEUに輸出する際は、放射性物質の検査証明書が必要とされていました。
理由は当然、福島第一原発事故の影響です。
あれから8年の時を経て、その様な措置を今後は不要とすると、安部総理にユンケル欧州委員長が伝えたそうです。記事によると、年内にも規制が緩和される見通しとのこと。
規制緩和によるメリット、デメリット
次に、個人的に考えたメリット、デメリットについて検討してみます。
まずはメリットから
「検査証明書を取得する為の手間と時間と労力が不要になる」
「それにより、安いコストで素早く輸出することが可能となる」
やはり「検査証明書が必要」というだけで、検査に出すサンプリングの提出やら検査が終わるまでの待ち時間、検査費用など様々なコストがかかってくると考えられます。
それらが「不要になる」というだけで、現場の負担はかなり減ることと思います。
次にデメリットですが、早々思い付きませんね(^^;
強いて挙げるなら
「検査機関に流れていた検査費用が支払われなくなる」
くらいでしょうか?
元々は国が検査した上で発行されていた「検査証明書」ですが、2013年から「国の指定した検査機関」で検査し、証明書を発行するというシステムに切り替えました。
例えば、宮城県では「宮城県公衆衛生協会」という所が国から検査機関としての認定を受けています。
検査機関だってタダで動いていた訳ではないでしょうから、証明書の発行の為に手数料などをもらっていたと思います。
これからはその様な収入が無くなる…ということが、デメリットとして挙げられるくらいなものでしょうか?
(その分、元々の研究や活動に集中できるとも言えそうですが)
終わりに
今回はこれまで。
かなり短くまとめられた自信があります!(物足りない、という方もいらっしゃるでしようか…??)
私の信条である「物事にはメリットとデメリットが両方、必ずある」という考えに基づいて、デメリットを頑張って探してみましたが
基本的には、日本にとって喜ばしいニュースとして受け取って良いのではないでしょうか?
ちなみに、もし次に似たような規制緩和の記事を取り上げる機会がありましたら
次は放射性物質検査の方法やその種類、程度や、又は検査結果と人体への影響など、そちらの切り口でも色々と調べてみたいなぁ、と思いました。
それでは。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。