秋元司議員の勾留を延長、東京地裁決定…IR汚職 : 国内 : ニュース : 読売新聞オンライン
本年一発目は、昨年の年の瀬に入ってきたビッグニュースその①、IR汚職事件です。
いっかな消えない、政治とカネの話題…
歴史的に見ても1976年のロッキード事件や1988年のリクルート事件、直近では税金で運営される「桜を見る会」の私物化疑惑など
枚挙に暇がありません…。
今回のIR事件は、明らかに令和初の汚職事件と呼べるものでしょう。
事件の概要
まず今回、現職の衆議院議員である秋元司議員が収賄容疑で逮捕されたのがニュースの発端でした。
その後発表された記事に即して整理しますと
・贈賄者は中国企業「500ドットコム」
・収賄者が秋元司議員(2019.12現在、本人は否認)
・当時秋元議員が担当していたIR事業に関し、500ドットコムが何らかの便宜を図るよう頼み、見返りとして300万円の現金を支払った
ということだそうです。
この「見返り」が何だったのかはよくわかっていない様なのですが、とある新聞記事によると「IR枠の拡充」ではないか、ということだそうです。
「IR枠」とは「IR整備区域の上限数」のことで、政府与党内でも「最低4,5ヵ所」とする自民党案と「2,3ヵ所」とする公明党案とが対立していたのだそう。500ドットコムはこの枠数を「なるべく多く」「5ヵ所に」などとするメールを出していたそうです。
(ただしこのメールを出したのが平成30年3月である一方、300万円を渡したのが平成29年9月と約半年も期間が空いており、かつIR枠については最終的に「3ヵ所」にすると平成30年4月に決まったのだそうです。本当に300万円が便宜に対する見返りだったのか、特捜部が念入りに調べているところだそうです)
賄賂を渡しそびれるのは企業の「機会損失」か!?
さて、いっかな消えない汚職事件…
なぜ企業は権力者に金を渡してしまうのでしょう?
いつも思うのですが、賄賂を渡してしまう企業というのは
「賄賂を渡さないのは機会損失である」
と考えているのではないか、と思えてなりません。
機会損失というのは会計用語で「チャンスロス」と同義です。
本来的な意味では「人気商品を品切れさせてしまった」の様な場合に言うそうですが
それと同じように「賄賂を渡さない」ことをビジネスチャンスの喪失と考える人間は、いつの時代も一定数いるのでしょう。
この様な発想が否定されない限り、賄賂罪のの根絶は難しいかもしれません…。
(しかし…私は法律畑の人間なので、賄賂罪などの刑法の役割について「懲罰的機能」の他にも「犯罪抑止機能」があると習ったのですが
こうも繰り返し発生するのを見ると、なんだか白々しく思えてしまいます…( ω-、)
なぜ明るみに?
もう1つ気になったのが、単純に「なんでわかったの?」ということです。
別の記事によれば、今回の金銭運搬役だった「運び屋」の存在から色々と漏れた様なのですが、詳しいいきさつはよくわかりませんでした。
こういう怪しいお金は銀行振込なんて出来ないでしょうから、きっとこういうアナログ的なところからボロを見つけていくしかないのでしょう。
警察の方々、お疲れ様ですm(__)m
終わりに
今回はここまで。
個人的に私は、IR法案ができた時に「これに関する汚職事件がきっと起こる」と思っておりましたが、その予想が無駄に的中してしまった事件でした。
企業さんには、賄賂とか渡さなくてももっと正攻法で参入して頂きたいものです。
本日のオマケ
お酒の広告を張る予定だったのですが、アフィリエイトとの連携がうまくできなかったので
本日のオマケはコチラ
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ただいまスマホで育成中のクラゲを置いていくことにしました💦💦
簡単なので、しばらくはこのクラゲの成長を温かく見守りください(笑)
それでは。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。